アッベ屈折計は全反射臨界角原理を用いて、透明、半透明液体又は固体の屈折率（nD）と平均分散（nF−nC）を測定する装置である、

アッベ屈折計検定装置は、アッベ屈折計またはアッベ屈折原理を利用した他の計器を検定するために用いられる

一、構成
アッベ屈折計検定装置は4種類のアッベ屈折計標準ブロック、3種類の屈折液及び1つのナトリウムランプとランプ源から構成される。
4種類のアッベ屈折計の標準ブロックはいずれも長方形ブロックであり、それぞれ軽クラウンガラスQK 1、クラウンガラスK 9、フリントガラスF 2、重フリントガラスZF 2の4種類の良質な光学ガラス材料から加工された。
3種類の屈折液は、サリチル酸メチル、ブロモナフタレン混合液、ジヨードメタン混合液である。
二、屈折率測定範囲
アッベ屈折計検定装置の屈折率測定範囲は1.47〜1.68である。
三、測定不確定度
アッベ屈折計標準ブロックの屈折率測定不確定度：5×10-5（k=3）
アッベ屈折計標準ブロックの平均分散測定不確定度：7×10-5（k=3）